マイクロソフトは北米ロサンゼルスにおいて、今年のホリデーシーズン以降に予定している最新タイトルと、Xbox 360が目指すべく方向性について報告した。
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●「360」の名に立ち返って
マイクロソフトは北米時間の7月14日、E3 2008に先だってロサンゼルスのコンベンションセンターウエストホールで行われた「Microsoft E3 2008 Media Briefing」において、「New Xbox Experience」(Xboxでの新しい体験)を提唱し、本来の意味での360度のエンターテイメントを提供すると声高に宣言した。
New Xbox Experienceとは、エンターテイメントをより楽しく直観的操作で楽しみ、遊べるような無料のソフトウェアをそろえることであり、360度のエンターテイメントとは、幅広くゲーム、映画、およびテレビ番組などのコンテンツをそろえることにほかならない。そこで、Xbox 360ユーザーが拡大したのち、次に求めるであろうホームエンターテイメントに革新をもたらすべく、ゲームのプレイ、映画やテレビ番組の視聴方法を変えるとともに、視聴者参加型クイズ番組の参加者になることも可能にすると発表した。ボタンひとつで1万本を超える映画やテレビ番組を視聴できるようになると、Netflix Inc.との独占契約が成立したことに触れた。
用意されるエンターテインメントとしては、2008年秋には視聴者参加型クイズ番組の次の進化となる「Xbox LIVE Primetime」が、Xbox LIVEに登場することが予定されており、北米からはNBC Universal、Universal Studios Home Entertainment、SCI FI Channel、およびUSA Networkが参加。北米以外ではConstantinとMGMを含むエンターテイメント業界の世界的リーダーによるテレビ番組や映画が提供されるとのこと。ただし、映画やテレビ番組などの視聴ができるサービス「ビデオ マーケットプレース」は、日本では現在行われていないため、主に欧米向けのコンテンツとなる。
Media Briefingではこの流れで、カラオケソフトの「Lips」や音楽ゲーム「Rock Band 2」、日本でも発売予定の実際の映画を利用した「Scene It? Box Office Smash」、そしてカメラを使ってゲームの中に画像を取り組み演技する「You’re in the Movies」などが紹介された。さまざまなデータに裏打ちされた自信とともに始まったMedia Briefingは、より楽しく、ソーシャルに、そしてシンプルで使いやすく、まったく新しくなるXboxの“ルック アンド フィール”が始まると掲げる。Media Briefingでは要所要所に、既述のXbox 360での欧米展開が発表された「FFXIII」や、発売日が告げられた「バイオハザード5」などのホリデーシーズン向けのタイトルラインアップも発表されている。
冒頭、登壇したシニア バイスプレジデントのドン・マトリック氏は、「私たちはエンターテイメントの新しい時代に入ろうとしています。Xbox 360はリビングルームの中心となるにあたり、他にはまねのできないポジションにあります。新しい体験では、テレビに接続可能な他のどの機器よりも豊富なコンテンツを提供し、エンターテイメントとゲームの融合によってさらに多くの人々や家族がこの分野に引き付けられる。ゲーム産業にとって今年は記録的な年になると期待されます。Xbox 360は今年、友人とゲームを楽しみたい人、最高のエンターテイメントを求めている人をはじめとするすべての人に、過去最高のエンターテイメントを提供します」と述べている。
その自信はどこから来ているのか? それは、拡大し続けるXbox LIVEユーザー数にほかならない。会員数は過去2年連続で倍増しており、現在1200万人を超えており、現在でも5秒に1人が加わっている計算になるとのこと。この秋に発表される幅広いソーシャルエンターテイメント体験で、より盤石としたい考えだ。新しいダッシュボードを含めた「New Xbox Experience」はここに集約している。
そうなるとコミュニケーション部分も強化したいというわけで、LIVE Partyを利用することで好きなゲーム、テレビ番組、映画、および画像を世界中の友人と共有することができる部分に注目。自己表現の新たなサービスとして、レアの開発によるXbox 360専用のアバターを提案している。
カスタマイズに多様性があり、Xbox 360ユーザーはこの個性あふれるアバターキャラクターを通して、チャットコミュニケーションが楽しめるようになるだけでなく、「UNO」のようなカジュアルゲームを一緒に楽しんだり、先の紹介した「Xbox LIVE Primetime」を通じて、「1 vs. 100」といった仮想のゲーム番組に参加できるようになる。なお、「1 vs. 100」は、ヒット番組となった「Deal or No Deal」の制作者でもあるEndemolにより製作されている。残念ながら、「Xbox LIVE Primetime」は北米、フランス、ドイツ、および英国でのみ提供されることは発表されており、日本では今のところ予定はない。
Media Briefingでは、ゲームの実機でのデモプレイやライブなども行われた。中でも「ファイナルファンタジーXIII」は、欧米でのみだがXbox 360でも発売されることが明らかになっている。ほかにも、期待の大型タイトルとして「FALLOUT3」や「FABLEII」を紹介。「Gears of War 2」が11月7日に発売されることや、「バイオハザード5」が日本では2009年3月12日に発売されることなどが公開された。「バンジョーカズーイ : ナット アンド ボルト(仮)」、「あつまれピニャータ 2:ガーデンの大ぴんち」、「UNO RUSH」などの家族向けはもちろん、「Lips」や「Guitar Hero III World Tour」、「Rock Band 2」、「DanceDanceRevolution UNIVERSE3」などの音楽ソフト、「Madden NFL」、「Tiger Woods PGA Tour」、「NBA Live」などのスポーツゲーム、「Galaga Legions」、「Geometry Wars: Retro Evolved 2」、「Portal:Still Alive」、「サウスパーク」、「Fable 2」、「Gears of War 2」、グランド・セフト・オート IV」、「Halo Wars」、「インフィニット アンディスカバリー」(日本では9月11日発売予定)、「ラスト レムナント」(日本では11月20日に発売予定)、「スターオーシャン 4 THE LAST HOPE」(日本では2009年春発売予定)、「Too Human」(日本では8月28日に発売予定)などの期待の新作も紹介され、全方位でサービスを提供することを改めて印象づけた。
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